2015.02.01

プロに習う、ラッピングの極意

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不器用でも、やるしかない。

ハサミも使えず、ちょうちょ結びは失敗、折り紙も完成できなかった幼少の頃。何故にこないにも不器用なのか母親に聞くと「遺伝だ」と一言で済まされました。それでも、百貨店なんかでキレイなおねーさん店員がササササーッと包み物なんかする姿がかっこよくて、母親とため息。中高生の頃はバレンタインのチョコ選びには、もれなく「ラッピングどうする?」なんて話題が出てきてヒヤヒヤ。「包みより中身」と豪語して、避け続けてきた「ラッピング」。今年こそはと克服しにやってきたのが…

「シモジマ心斎橋店」です。近隣の小売や飲食店、あらゆる商いの方々がPOPやディスプレイを買い求める、販促物の専門店は地上1階~5階まで。季節のディスプレイや「お買い得!」なんていうPOPカード、包材やリボンやのぼりにOA事務用品も。一般の方が来ても楽しめる一軒をワタクシは「包装アミューズメントパーク」と呼んでおります。

「シモジマ心斎橋店」で、ラッピング講習会やスクラップブッキングなどのクラフト教室が定期的に開催されているのをご存知でしたでしょうか?案内の文言を読みますと…~正しいスキルを楽しく身につけ素敵な作品を作りましょう♪初心者の方も、安心して受けていただけますのでお気軽にご参加ください~。ここで気になる「正しいスキル」と「初心者歓迎」。ワタクシでも大丈夫なのかしら?

本日参加しましたのが「ラッピング講習会 応用Iクラス」。お道具も材料もテキストも全て揃った会場に、丸腰のワタクシ。まずは…

「タック」が入った合わせ包みの応用です。ここでのポイントは包装紙に入れるタッグの数と幅。そして、華やかなWリボンです。先生のお手本が右。ワタクシの完成が左です。

タックの数と幅によってイメージの変わるひと包み。そして斜めがけとWのリボンがすっごくかわいい!でも…この華やかな1点を仕上げるには、包装紙のサイズの取り方やカッターの使い方、「折る」ということ「結ぶ」ということ、正しくて高度なスキルが不可欠なのです。なるほど、確かに講習を受けてみなければ知らなかった事ばかり。

「円柱」合わせ包みの応用です。ここでのポイントは円を包むということ。タッグの幅が均一になるようにすること。先生のお手本が右。ワタクシの完成が左です。

これはかなりの難度でした!なんせ、丸いものを四角い紙で包む…ですからね。先生の「丸いものが包めるようになるとラッピングがもっと楽しくなります」の、言葉通り作業自体はひじょーに楽しい!均一にタックの入った先生のお手本に比べて、ワタクシのガタガタな有様。しかしこのタックをキレイに織り込むコツを直伝いただき(ここでは内緒)、みるみる上達したのです。

「ビン包み」斜め包みの応用です。先生のお手本がまっずぐに立つ右。それに対して左のワタクシの完成は首をかしげています。「なんでーこーなったんだろー?」って言ってます。

とにかく、紙がボトルに、思うように巻き付いてくれない!それもそのはずで、先ほどの円柱に比べてボトルの場合は包装紙がボトル底を幾重にも包むようなラッピング方法なのです。なぜなら「ボトルを包むということは、割れないように守ること」だから。ラッピングの本来の意味に立ち戻るかのような「ビン包み」。先生が目の前で何度もお手本を見せてくれて…ようやく完成。フー。

最後は「袋を使ったラッピング」。最初の「タック」を応用して、既存の紙袋をかわいく仕上げます。このひと手間、贈る人に絶対喜ばれる!

たとえば、むき出しのクッキーボックスやドラッグストアで購入した化粧水など、店頭では包装されない商品にも、袋と包装紙とリボンがあればこのようにプレゼント仕様が叶います。なんかちょっと、いい感じじゃないですか??「こないだはありがとう」ってささやかなお礼になりますよね。

さて、本日の講師は江川奈朋子先生。
この道15年の大ベテラン。講習途中にはちょこちょこ笑いも織り交ぜながら、生徒さんのリラックスを誘ってくれ、終始和やかな雰囲気に。シモジマということもあって、ワタクシのような素人はもちろん、お仕事として包装をされる方々も習いにくるのだとか。最近は個人のネットショップの方なんかも通ってこられるそうです。

そんな江川先生なのですが、包装紙のサイズの取り方やカッターの刃の向け方、包装紙の重ね方など「なぜ、そうするのか?」を、数学的見地や日本古来の慣わしからミッチリと解説してくれるのです。そして、開封される方がストレスに感じない包み方も。

「手法の理由が分かっていれば、どんな場面でも応用できるんです」と話す先生。教材用のものしか包めなくなる講習では意味がない、と言います。そして、ラッピングは受け取る相手を喜ばせたいという気持ち、日本の文化とも。決して自己満足に傾かず、見て華やかで開けやすい「包み」が先生の目指すところ。慶日はもちろん、偲ぶ日の贈り物にも則った約束を知ることは大切ですよね。

さて、不器用という自覚はありましたが、このビン包みに至ってはひどく落ち込んでしまったワタクシ。そんなワタクシに先生は、「手先の器用さは、実はあんまり関係ないんです」と驚異の発言。「なぜ、そうするのか?を考えながら何度も練習すれば、誰でも上達します。その練習を楽しめるかどうか?が、本当の要なんですよ」と激励をいただきました。

今月はバレンタイン、来月からは卒業・入学・新学期や入社など。贈り贈られのシーズンが始まります。おめでとう、いつもありがとう、がんばってね。ラッピングに思いを込めて、素敵な贈りものをしたいですね。ラッピング講習会は基礎クラスから受講できます。不器用だけどチャレンジしたいという方!スタッフ様や先生の手厚いご指導が待っていますよ♪

  • ラッピング講習会 基礎クラス 4,000円
    ラッピング講習会 応用クラス 4,000円
    (応用クラスは3種あります)
    ラッピング講習会 斜め包みコース 4,000円(不定期)
  • ※全て税込み価格。
  • ※毎月の定期開催です。
  • ※ラッピング講習会の詳細は下記URLまで
     http://www.shimojima.co.jp/wrapping/index.html
  • ※当日、受講に必要な教材と道具は全てご用意致します。
  • ※作品、材料はお持ち帰りになれます。
  • ※掲載の写真はイメージです。当日の内容とは異なる場合がございます。
  • ※応用1・2・3クラスはどのクラスからでもご参加いただけます。
  • ※基礎~応用3クラスを全て履修された方で、ご希望の方に修了証を発行致します。
  • ※その他、POP講習会やスクラップブッキング、ピニャータ作り、フェイクスィーツなど。
  • 【講習会お問合せ】
    06-6252-4361(代表)※おかけ間違いにご注意ください。
    もしくは、kousyukai-osaka@shimojima.co.jp まで
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