2016.03.01

YES! PABLO~3月限定商品~

Store Info

  • 店名焼きたてチーズタルト専門店PABLO(パブロ)心斎橋店
  • 住所大阪市中央区心斎橋筋2-8-1 心斎橋ゼロワンビル1F
  • 電話番号06-6211-8260
  • URLhttp://www.pablo3.com
  • AREA
  • 5
  • WEST

まずは、PABLOのおさらいです。

チーズケーキの最も美味しい瞬間。それは、焼きたて。PABLOでは、レアとミディアムの2種の焼き加減から選べます。ナイフを入れた瞬間にトロリととろけるレアと絶妙な焼き具合にうなるミディアム。厳選素材を合わせて焼き上げるシンプルな逸品。なので、混ぜる頃合、加熱の加減、それらには円熟の技とスタッフたちの六感が秘められるのです。その風合いに魅了され、今や心斎橋店では1日・1500個以上の販売。それだけ多くの方がPABLOの味を支持し期待もしています。製造工程を通りに面し(なんとも大胆)、作る工程すらショーアップしてしまうPABLO。爽やかな美味しさのクリームチーズを用いて生地を練り、タルト中央からたっぷり注ぐ。卵をハケで塗り、真っ赤なバッケン窯へ。それらの工程全てがショー。立ち止まり、しばし眺める方も多々。そんなPABLO・・・3月限定商品をひとあし先に潜入取材です。

デン。まずはこのヴィジュアルにやられる方も多々。失神してませんか?大丈夫ですか?これワンホール全て自分で食べられるなら、何を引き替えに差し出しますか?ワタクシはできたばかりの彼氏を差し出しても
「ちっとも」
惜しくありません。

名称は「いちごとピスタチオのチーズタルト」です。今日はなんとPABLOの本社、テストキッチンでの取材。広報の吉浦さんと商品開発の谷澤さんが、この一品を作って待っていてくれました。挨拶もそこそこに、このワンホールに息を呑む、ワタクシとカメラマン。実はこの商品、昨年の同時期に爆発に爆発を重ねた超!人気商品。でも、同じ成功を2度しないのがPABLO。いつも新しく、チャレンジングに、過去に囚われない精神で、今年も何度も何度も試作を重ねて改良に至ったそう。

「パブロ・ピカソが芸術に革命を起こしたように美味しい感動と革命を」それがPABLOのテーマ。
「私たちはただチーズタルトを売るだけの店とは、ちょっと違います。お菓子で何ができるか、限界なく想像しよう、お菓子のオドロキを何度でも塗り替えよう」そんなキーメッセージのもと、今年も真新しく「いちごとピスタチオのチーズタルト」は帰ってきました。おかえりなさい!待ってたよ!

では、どんな所が新しくなったのか?まずは組み立ての検証です。チーズタルト+ピスタチオクリーム+グラサージュ(イチゴのコンフィチュール)+スライスいちご+ブルーベリー+ピスタチオ。包丁を入れると、赤(いちご)、緑(ピスタチオ)、黄色(チーズタルト)の層が目を打ちます。この時点で、あまりの勢いにワタクシもカメラマンも、もじもじと落ち着かない。

広報の吉浦さんから「試食してみてください」と言われた瞬間には、たぶん脈拍130はいってましたね。フォークで押さえると・・・ PABLOのあの柔らかさは健在。さて、今年のブラッシュアップは、ピスタチオクリームの香りが上がったこと。いま、「なんだ、そんなことか」と思ったアナタ、甘すぎる、なにも分かっていない、これが鬼のような効果を生んでいるんです。

まず、先口。いちごの香りとフレッシュ感、甘味と酸味が強烈な印象!でも・・・その印象はいちご単独では成り立たないのです。無意識に何かと対比しているから印象は鮮烈になるわけで・・・それが中口で感じるピスタチオクリーム。輪郭明瞭な香りはいちごの香りを鮮烈にする役割に。加えて、ピスタチオ独特の爽やかなコクはいちごの酸味を引き立てて。最後には後口、これがピスタチオの印象で締められる。視覚の「緑」も相まって、芽吹いてくる春のイメージに。いちご、ピスタチオ、どちらが主役か分からなくなる・・・うれしい戸惑いなのです。目で、香りで、味で感じ取る「緑」なのですね。

呆然とするワタクシとカメラマンを横目に、谷澤さんが手を動かし始めました。PABLOの核となる「味」を担う谷澤さんは若干29歳。パティシエ歴は7年だそう。女子ならば一度は憧れるスィーツの開発。それでも「もうアイデアが出てこない」と苦しい時もあるのだとか。その分、店舗から届けられるお客さんの声が、ほんっとに彼女の励みになっているそう。

吉浦さんのような広報、谷澤さんのような開発、そして各店店長や各部門で。活躍する女性が多いのもPABLOならでは。社内や店舗には“チャレンジする風土”があり、自分がやりたいこと、発見した問題点と改善点、そんな沸いてきたアイデアを発信する風通しがある。だから常にメンバーが刺激し合っている。自分で課題とゴールを設定できる人物像がPABLOそのものなのだと。

芳しいお茶の香りがしてきた・・・かと思えば、おなじみのタルトに生地が入り始めました。そしてグルグルとまんべんなく敷き詰められるのは「あんこ」。これはもしかして???

次に配されるのは、なんと白玉!「こんなに入れるかっ?!」ってくらいタルト生地に置かれます。

そして抹茶を伴ったチーズクリームをたっぷり。

 

お馴染みの真っ赤なヴァッケン釜で、高温短時間で仕上がるのは「焼きたて抹茶チーズタルト」。実はこの後に大きな難関がありまして・・・それがあの「刻印」なんです。

コレね。多くのファンにとっても、ワタクシにとっても愛着あるPABLOのマーク。チーズタルトの表面にそっと添えて、焼き印をいれるのですが、これがかなり難易度の高い技だそうで、ロゴマーク内にある「◎」がしっかり出ていないと・・・「それはPABLOではない」というほどに、厳しい基準があるのです。しかも通常のチーズタルトではなく抹茶風味。表面の生地状態はさらに不安定・・・。

谷澤さんの手がスッと・・・

お見事!!

こちら「焼きたて抹茶チーズタルト」も過去に販売され、リピートが繰り返された人気商品。今回は抹茶や白玉、あんこもブラッシュアップしています。

白玉、あずき、抹茶なんて、和スィーツ最強の組み合わせ。さて、これがPABLOとどうマッチングするのか・・・。鮮やかなグリーンやお茶の薫香を充分に愛でて・・・いただきます!

驚いたのは抹茶の上品な苦み。抹茶スィーツは世の中に数あれど、ここまで思い切った抹茶の打出しはワタクシ、経験ありません。その苦みを爽やかに仕立ててくれるのがチーズクリームなのですね。箸休めかのように白玉のトロリ食感や優しい甘味がやってきて・・・さいごはあずきの甘味で締まる。そうなると、次口には、またあの抹茶の上品な苦みが欲しくなる!

皿上でフォークの上下が止まらない、リピートも頷ける「焼きたて抹茶チーズタルト」は3月15日(火)から販売予定。幅広い年齢層の方への手土産に、ほんっとオススメです。
吉浦さん、谷澤さん、ありがとうございました!

  • いちごとピスタチオのチーズタルト 1800円
    【販売期間】3月1日(火)〜3月31日(木)

    焼きたて宇治抹茶チーズタルト 1200円
    【販売期間】3月15日(火)〜6月中旬予定

  • ※全て税込価格

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