メキシカン！メキシカン！

いま、全世界的にメキシコ料理がブームです！と言われて･･･大阪人は「メキシコ～♪メキシコ～♪」「ジミーちゃん仕事してる？」「サボってん」しか頭に沸かない･･･。しかしながら巨匠（ジミーちゃん）が大昔から目を付けるだけあって、ハッと意表を衝く配色の建築デザインや、ヘルシーでありながら艶もある料理の数々、音楽やアートも。メキシコには興味そそられるコンテンツが盛りだくさん。
ライフスタイルブランド「DIESEL」が放つインターナショナル・ダイナー「Glorious Chain Café 」ではメキシカンフェアを期間限定で開催！その一部をのぞきに来ました。

衣食住に留まらず、モーターシーンや音楽などにもプロジェクトを進める「DIESEL」。当ダイナーは、そんな世界観を提案する発信地でもあるのです。

メタルスチールやトーンを落とした木目、くすみの効いたタイルにスケルトンの天井。質感で魅せる店内は無機質でスタイリッシュ。インダストリアルな空間からは、何か新しいものが生まれそうな予感。そう！ Glorious Chain Café はメキシコブームを含んで踏んで、新感覚スィーツ「ナチョスモア」を誕生させました！その前に･･･のどが渇きまして、始まったばかりですがちょっと休憩。

そこでいただいたのがコロナとマルガリータのハイブリッドドリンク「コロナリータ」。こちらもメキシカンフェアのメニューなのです。フローズンマルガリータにまっさかさまにぶっさっさるのはコロナ！マルガリータを飲み進めると、次第にコロナがグラスの中に浸透しだす･･･というなんとも度胸千両なアルコールドリンク。

先斗町のバーテンダー時代にさんざんテキーラで鍛えられたワタクシは、少々の強いアルコールならばお茶感覚。「負けてられるか」と、挑むようにひとくち。

いや、完敗です！旬殺されます！コロナ×フローズンマルガリータのハイブリッドといえば“強いアルコール”をイメージするかもしれませんが、挑まなくていいです。いや、挑んじゃダメです。これは“強いアルコール”ではなく“美味しいアルコール”。しっかり味わってください。清涼感のあるマルガリータに、さっぱりとしたコロナ。一気に周囲の湿度を払いパーーーッと爽やかな後口に♪

マルガリータに含むテキーラは「アガバレス」というメキシコ産を使用。そんな細やかな見えない仕事にもコンセプトを貫いて、ではいよいよ新感覚スィーツ「ナチョスモア」を実食。

アツアツの鉄板で提供された一品は、ナチョス+マシュマロ+チョコ+アイス。ナチョスとスモアのハイブリッドスィーツなのです。これだけでも意表を衝くのですが、食べてみてさらに驚き･･･

そう、アイスは「ワカモレ」に、マシュマロはチーズに見立てて、ナチョス料理のスィーツ変換！パリパリのナチョスにトロリと絡まるマシュマロ、冷たいアイスと、これまたパリパリなチョコソース。

すべてのエレメントをあんばい良く統合して・・・

いただきます！！おおーーーっとこれは！こんなことは解説しても仕方がない「食べなワカラン」ものではありますが、無謀にもレポートに挑みます。まずはテクスチャー。ナチョスのパリパリ感に熱されたマシュマロのトロリが絡まり、凍らせたチョコのパリパリがチラリと現れて、アイスのしっとり感で締めくくる。

つぎに温度。鉄板に熱されたあっつあつのナチョスに温かなマシュマロ、冷たいアイスとチョコ。最後に味覚。ナチョスの辛味と旨味、マシュマロの甘味、チョコのビター感、アイスのミルク感。

「あまじょっぱい」「アツアツひんやり」「パリパリトロリ」そう、すべてがハイブリッドなのです。これだけ間逆のものを集めてきて、調和も統一も図ってしまい、そして高度に完成される「ナチョスモア」は、まさに新感覚のスィーツ！

大航海時代にあらゆる食材や料理・文化が行き交ったメキシコ。お国柄自体がハイブリッドともいえますね。そんなメキシカンフェアは8月末まで。スィーツ通、スィーツ好きを自負するみなさま、これ食べとかないと乗り遅れますよ！