2015.05.01

gigi、背徳すぎる裏使いがやめられない…

Store Info

ミスマッチな客ですみません。

たとえば、サンドイッチ専門店のビール。たとえば、パンケーキ専門店のスパークリングワイン。みなさまも女子感あふれる専門店の、メニューブックの片隅の片隅に「チョン」と書いてあるアルコールメニューって気になりませんか?「ええ!!こんなお店でアルコール頼む人なんているの?」ってびっくりしますよね。でも、これにはナルホドな理由があるんです。そう…合うんですよ。フランス語でマリアージュ、イタリア語でアヴィナメント、日本語で口中調和。言うならば「食べ飲み合わせ」です。ワタクシ、それをやっちゃうんです。ミスマッチな客ですみません。

ここ、maison de gigiは、ベルギーワッフルの専門店。発酵バターの香りを通りに放ち、周囲は芳醇な薫香に包まれています。エントランスにズラリ並ぶテイクアウト用は、リエージュタイプのワッフル。本場ベルギー産パールシュガーを用いて、モチモチした食感がたまらないワッフルなのです。

そして、スィーツ好きたちの噂の的は…2階~3階のイートインで提供されるブリュッセルタイプのワッフル。大阪ではなかなかお目にかかれないタイプなのだとか。おや?ネコがいますね。

「パリに住む猫 gigiのおウチ」をコンセプトとした空間は、知る人ぞ知るデザイナー様が手掛けています。あっちにも、こっちにも、ネコの形跡が…。

あ!逃げるっ!

そんなmaison de gigiなのですが、お昼時ともなるとガレットランチを展開しているのです。ガレット?ご存じない方は以下を参照ください。フランス北西部の郷土料理。そば粉を用いたもので、大阪でゆうたらお好み焼きみたいなもんかな。
(ワタクシぺディア引用)

ガレットにもいろんな種類があるようですが、こちらのガレットは3種。中でもワタクシのお薦めは、「プロシュートのガレット」と「ハニーマスタードソースのチキンと温玉のガレット」。どちらも野菜がモリモリで、彩りも鮮やか!

話をもどしますと…そう、ここにも例の「アルコールメニュー」があるんです。もー片隅の片隅に、見つけないでってくらいの存在感で。ワタクシ、かねてからワインとガレットが、すっごく素敵なマリアージュを演出してくれるのではないかと、ネコの足跡のようにヒタヒタと考えていました。

こちら「ハニーマスタードソースのチキンと温玉のガレット」は赤ワインでいただきます。ハチミツと洋芥子を絡めたチキンはすっごく柔らか&濃厚。それを、香ばしいガレットと葉野菜で包んで~、ひと口。食感も味覚も明瞭でパッキリ!そこにすかさず、赤ワインをひと口♪程よい渋味のタンニンと酸味が、チキンの味を引き立てる!

「プロシュートのガレット」は是非とも白ワインで。プロシュートは塩味が鮮烈、かつ、淡い旨味がやさしすぎる。こちらも香ばしいガレットと葉野菜で包んで、パクリ。つづけて白ワインをひと口いけば、プロシュートの柔らかな旨味と白ワインの爽やかな酸味がお見事です。

どちらも、素材とワインの間にモチモチで香ばしいガレットがあるからの妙味。薄く焼き上げるクセに弾力のある食感は、他の食材の旨味も高めてゆきます。しっかり味わう咀嚼の後は、後味の余韻を深めるワインが好相性。

あまーいワッフル専門店maison de gigiでアルコールだなんて、いやいやいかん、そんな楽しみ知ってしまってはいけない。いけない いけないと思いつつ、また美味しさに負ける↓嬉しい罪悪感もあいまって、しばらくは背徳すぎる裏使いがやめられそうにありません。

  • プロシュートのガレット 900円
    ハニーマスタードソースのチキンと温玉のガレット 950円
    赤・白ワイン 各580円

    ガレットは11:00~15:00まで、
    スープ付きのランチセットにてもご提供しております。
    +200円でドリンクとプチデザートが付きます。

  • ※価格は全て参考価格です。
  • ※全て税込み価格。

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