2016.10.01

NECO REPUBLIC 大阪心斎橋店

Store Info

  • 店名NECO REPUBLIC 大阪心斎橋店
  • 住所大阪市 中央区東心斎橋1-16-9第Ⅷ KSビル
  • 電話番号06-4708-3889
  • URLhttp://www.neco-republic.jp/
  • AREA
  • 4
  • EAST

生きもんってアクセサリーやないからね

ネコに限らず、犬だってハムスターやフェレットも。
小さい頃に生き物を飼って、初めて「かわいいね」だけでは済まない責任を感じるもの。動物の生態そのままに生かしてやりたいと願う人がいたり、人と同様の生活環境で育てたいと思う人がいたり。それ以前に安全に明日も生かしてあげたいと思うのは最低限のことかと。ここNECO REPUBLIC 大阪心斎橋店は保護ネコと新しい家族との出会いをつくるネコカフェ。2015年の1月に当特集でもご紹介させていただきました。2016年5月、なんと5階建てまるごとSAVE THE CATなビルが誕生したのです。

「心斎橋の5階建てビル1棟を、保護猫のための複合施設にする!」その思いで株式会社ネコリパブリックがクラウドファンディングを始め、2016年5月7日に目標額の1000万円を達成。募集終了までに集まった金額は約1850万!サポーターは1430名と、当プロジェクトへの関心の高さが窺えます。

それもそのはずで、当ビルを含めて全国7店を展開するネコリパブリックは、一般のネコカフェと異なり、「2022年2月22日までに、行政によるネコの殺処分をゼロに!」という目標を掲げ、保護されたネコの里親を探しを行いながらビジネスとしても「自走」することを目指す新しいスタイルの自走型保護猫カフェ。そのプロジェクトに賛同する方々がいかに多かったか、関心度合いがいかに高かったか、クラウドファンディングの結果とこの5階建ての一棟が物語ります。

外観は一見、オシャレなカフェ風の造り。この奥に猫たちが待っている・・・とはなかなか想像できません。では!1階から見ていきましょう!

1階「猫カフェバーSOMETHIN’ NEW YORK」はその名の通りニューヨークのカフェのような造りがカッコイイ!着席でもスタンディングでも飲食が可能で、
それらの購入金額はネコリパブリックの運営資金に当てられます。つまり・・飲む・食べるが、そのまま保護猫たちの生活を賄うという仕組み。
「自走型」とはそういった仕組みのことなんですね。

カフェバーというように、店内ではアルコールドリンクも常備(もちろんノンアルコールも)。
それらのボトルや瓶は猫のモチーフが多く、絶好のSNSネタにも。さらにはカレーセットやパスタもあり、ランチにフラリと立ち寄るお客様も多いのだとか。

この後2階 猫雑貨の蚤の市「ネコ市ネコ座」より上に向かうには1階にて受付を。保護猫との付き合いや扱いを確認・承認して、いよいよ2階へと向かいます。

階段に掲げられるのはクラウドファンディングで出資してくれた方々のお名前。当施設の在り方がグングン伝わりますね。

2階 猫雑貨の蚤の市「ネコ市ネコ座」には作家さんの1点ものやフェリシモ猫部など、猫にまつわる雑貨がビッシリ。猫好きにはたまらないアイテムの数々。

アクセサリーや猫の首輪、「ナポリニャン」なるパスタも。これら商品はネコリパブリックのオンラインストアでも購入可能ですが、実際に手で触って大きさや質感を確認できるのも嬉しいもの。珍しいアイテムは猫好きな方へのお土産にも最適です。

ネコリパブリックは猫共和国。なので入国手続きが必要です。
「入国確認書」をしっかりと読んで賛同する方が入国が可能。発行されるパスポートはその証なのです。
入国の度に、ビザスタンプが押され、利用回数に応じて利用者の爵位があがるシステム。
爵位があがると数々の特典も。

では、手を消毒して・・・いざ入国!

「何?」くらいの関心のなさで、ゆるーっく迎えてくれます。そう、当館の猫たちは保護猫。ゴロニャンとサービスしてもらおうと思ったらお門違い。
だから!自然な姿態と生態で、ほんもんの猫の魅力が楽しめる!そんな猫との関係性が、里親さんとの出会いにも必須であるのでしょう。とにかく、ここからは猫猫猫・・・。

3階「保護猫カフェ ネコリパブリック」は天井までのびるキャットタワーが圧巻!!猫飼いの方には夢のようなスペースかと思われます。
思いもよらない場所に猫が潜んでいたり横たわっていたりと、こちら人間がゆっくり忍び足になってしまう・・・まさに猫共和国。

そう、街中で見かける猫は道路の端をサササっと駆け抜けたり、公園で集会を開いていたり、なのですが。本来は地面だけでなく高いところも悠々と行きかうもの。本来の生態を尊重するような数々の仕掛けに、ネコリパブリックの猫への思いが垣間見れます。

4階「保護猫とお昼寝できるプライベートスペース CAT & BED & BOOK」はその名の通り、ドミトリーハウスのようなベッドルームがズラリ。そしてあらゆる猫関連の書籍が置かれています。ワタクシの個人的にツボになりましたのが、町田康著「猫にかまけて」などの猫シリーズ。大阪出身パンクロッカー&芥川賞作家・町田氏の脱力エッセイを読みながら、足元に猫なんて楽しそう!

館内には猫のプロとも言えるスタッフ様たちが常駐。この画像のスタッフ様なんて、猫の遊ばせ方がほんとうに上手くて!さっきまで寝転んでいた猫たちが、一心に関心を寄せて、スタッフ様の動かすオモチャに右往左往。ではここからは、猫たちをご覧いただきます。

「このコと一緒にくらしたいな・・・」と思ったら。まずはスタッフに相談を。

猫好きなカメラマンによると…猫たちの毛並みがすごくキレイで、食べ物をはじめ大切に飼われていることが一目瞭然だとのこと。店長の和田さんも「猫たちの健康には最も配慮しています」とのこと。

生き物を家族に迎え入れる方法、その選択は様々。ペットショップで「購入」することもできるでしょうし、遠い国から環境の全く異なる日本へと「連れてくる」こともできるかもしれません。そしてもうひとつ、行き場がなく家族を求めている生き物を迎え入れるという方法も。ワタクシは住居の関係から、もう生き物を飼うということはできませんが、この施設を利用することで保護されている動物とWIN-WINで関係を作る、ということができます。自走型のビジネスであるということは、施しではなく相互関係として成り立ちます。

保護猫と里親を出会わせる猫カフェ。こんな施設が心斎橋にあるって、なかなか面白い!興味のある方はお買い物ついでに一度足を運んでみてください♪

  • 3階「保護猫カフェ ネコリパブリック」
    30分 1100円(平日)1500円(土日祝日)
    60分 1300円(平日)1700円(土日祝日)
    ※延長は30分ごとに500円/すべてワンドリンク付き

    4階「保護猫とお昼寝できるプライベートスペース CAT & BED & BOOK」
    30分 1100円(平日)1500円(土日祝日)
    60分 1600円(平日)2000円(土日祝日)
    120分 2500円(平日)
    すべてワンドリンク付き

  • ※すべて税別価格
    ※すべて参考価格
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