EXPERIENCE
2026.05.13
老舗の凄み。
心斎橋紳士たちがこぞって通った、
あの「福原靴店」に取材です!
福原靴店
むかしから、心斎橋はファッショニスタたちのランウェイだった。
心斎橋筋商店街の起源、それは…
☑1622年(江戸時代前期)に岡田心斎が長堀川に架けた「心斎橋」
この橋の完成で人の往来が激増し、江戸時代から呉服商や道具屋が軒を連ねる商業地として発展したのです。そして、明治のモダンブームに「心ブラ」という言葉の誕生。
昭和にもお洒落な紳士淑女が練り歩いた『心斎橋筋商店街』。この通り一帯がファッショニスタたちのランウェイでした。
あのお店ってなんだろう?と思っている、そこのアナタ!
たまに若い方から「あそこって何のお店なんですか?」と聞かれる、このお店。
これも新旧・伝統とトレンド、老舗とニューショップが混在する心斎橋筋商店街ならでは。
そんな中、今回クローズアップすることとしたのが「福原靴店」さん。
そう、この細い縦長の一軒。こちらは「福原靴店」さん。
「靴屋さんなのにタイトな空間なのね」と不思議に思われたそこのアナタ!
鋭いです、まるでブラ〇モリのタ〇さんくらいスルドい着眼です。
そう、なぜここ福原靴店さんがここまでタイトなのかと言うと…売り場は必要最低限、なぜならバイオーダーがメインのお店だからです。
そのほとんどをバイオーダーで承る同店は、商品を並べて販売する…というビジネスではないのです。そのように教えてくださったのは「2代目」福原さん。快活な御婦人です。
「私の父の代は、足を測って木型を造って、皮種も提案して…手縫いの職人さんにつなげる、お客様と職人さんの間を受け持つお仕事だったんです」と笑み語ります。
かつて、私みたことあるんです。パリッとフォーマル&ドレッシーなシニアの偉丈夫さんが、紳士帽をヒラリとさせながらご来店。福原さんと何やら談笑して「そ れ で は」と去っていくのです。
かっこいい、かっこよすぎる。そう、明治~昭和の紳士のダンディズムが、この店を通過した瞬間を目撃したんですね。
粋です、粋すぎます。そんな紳士たちに長きに渡って愛されてきた福原靴店。
福原靴店「手づくり」の凄み。
さて。福原靴店さんの何が粋なダンディーさんたちの心を捉えてきたのか?その答えのひとつがこちらにあります。中をのぞけば、職人さんの手縫いの軌跡がテンテンテンと…。
細やかかつ、整然としたお仕事が垣間見られ、これを手掛けた方の矜持が伝わってくるのです。
「シューズ」でも「くつ」でもない、まさに「紳士靴」。
こちらは高級紳士靴の代名詞とも言える「ペッカリー革」を使用。
世界で最も豪華で柔らかい種類の革の1つとも謳われ、はっきり言って、ワタクシはこの歳で初めて「ペッカリーの靴」を真近に見ることに…。ドキドキ。
なんといっても、この柔らかさ。気品漂う表面の質感。「それでいて、強い革なんですよ」と福原さんもニッコリ。通気性にも優れたペッカリー、この革を扱える職人さんも年々少なくなっていくそう。
希少な、希少な、1点。
そして、ココが福原靴店の真骨頂。この底にも…なんと「革」が用いられているのです。
その理由を「足の健康」と話す福原さん。靴底にも通気性を保つとともに、自然の弾力で足を受け止める、これは先代のお父様のこだわりでもあったそう。
もちろん、これだけのお仕事、これだけの素材であるならば決して手の届きやすい価格ではありません。
それでもなお、粋な紳士たちが「福原さんにお願いしたい」と信用を担保した…心斎橋筋商店街の名店。
ここまで読んでくれたアナタに、この情報もお伝えしましょう。
実は、ここ『福原靴店』さん、紳士靴だけでなく、煙草も扱っていらっしゃいます。その種類、かなーーーり幅広く、時に珍しい銘柄に出会えることも。コンビニエンスストアに置いていない銘柄に好奇心が弾むことも♪
さて、心斎橋筋商店街の謎がひとつ解明。ご紹介した商品は店頭で物販もしております、バイオーダーもご相談があれば…。
そういえば6月21日(日)は父の日だったりします。ここはひと肌脱いで、福原靴店さんで親孝行も◎
※価格は店頭でご確認ください
住所:大阪市中央区心斎橋筋1-4-22
TEL:06-6271-8969










