FOOD

2025.09.08

あなたはパイ派?お餅派?
心斎橋 おみやげの聖地
2大名物を徹底特集!!

万菓堂

まずはご覧ください。


たまらんですね。どっちか選べって言われたら「どっちも!」と即答してしまいそうです。
左は『みたらし小餅』
右は『みたらし小餅パイ』

これが購入できるのが・・・

「万菓堂」さん。大阪ならではのおみやげ物から本格的な和菓子まで、幅広く取り扱っておられます。

今回の記事では、その「万菓堂」さんの名作であり名品、ときに問題作でもあり、芸術品ともいえる、代表的なお菓子『みたらし小餅』と『みたらし小餅パイ』を徹底ご紹介。心して読んでね~

愛され続けて35年以上『みたらし小餅』

この日も店頭に山と積まれていた『みたらし小餅』。お菓子のお土産屋さんって、賞味期限のことを考えたら、当然、焼き菓子が多くなるわけで。廃棄ロスを恐れればそれはとーぜんのこと。

にもかかわらず…生菓子をこれだけ積み上げるとは・・・っ!

添加物も保存料もほぼ無しの『みたらし小餅』をこれだけスタンバイする度胸千両!
Q:それだけ、売れるってことですか?
A:あたりまえです、夕方近くにはスッカラカンなときもあります。

まさに人気商品の貫禄とはこのことか!さて、そのお味は…といえば。

餅は、国産石臼挽きのお米で作られています。添加物も保存料もほぼ無し。
だから、「早く、美味しく食べて欲しい」というのが製造元からのメッセージです。う~ん、つくづく「一般的なお土産」にはありえない、薄利多売とは真逆のこだわり商品。
誕生から35年を迎える、息のながーい名物土産。

口に入れるとさらにビックリ。モチャモチャとしたテクスチャーの弾力も心地よく、中からはトローーーリと関西風醬油ダレが出てくる!
国産の米粉・砂糖・水のシンプルな材料で紡がれる超絶バランスなひと口に、手が止まらなくなること請け合い!
【味わうためのひと口メモ】
慣れないうちはあまりの美味しさに無我夢中になります。人の分まで奪いたくなるほど衝動を掻き立てられるので、周囲からヒンシュクを買わないように「自分用」も購入しておくこと。

名作のハイブリットは想定外!『みたらし小餅パイ』

もうひとつご紹介が『みたらし小餅パイ』。1989年に誕生した『みたらし小餅』ですが、こちらは30余年のときを経て『みたらし小餅』をアップデート。

店内には専用のオーブン(大きい!!!!)が設置され、300°C→250°Cと3段階に加熱。発酵バターをた~っぷりと使ったパイの香りが店中に…通りいっぱいに…広がり、まさに「香りテロ」

焼き上がりには表面をパリッと仕上げるアレを、スタッフさんがひとつひとつ丁寧に塗り込みます。

いいですか?みなさん。ここからは「AI」にも「感想文ライター」にもたどり着けない大ネタ!

この表面に塗っているのは…なんと「寒天」なの!
パイをパリッと仕上げるのに「寒天」を使うなんて、まさに和菓子ルーツの万菓堂さんならではの妙技。そして、どうして表面のパリっにここまでこだわるのかと言えば!

中に『みたらし小餅』が隠されているからなんですねー!キター、これー!

そう、いまアナタが想像した通り、いや、それ以上に・・・
表面がこの上なくパリッとして、何層にも重なったパイがサクッとして、甘さ控えめの伝統製法粒あんがムチャっと甘くて、国産石臼挽きのお米で作られたお餅がモチっとして、関西風味の醤油ダレがジュワっとして・・・・

パリのパティシエも和菓子の職人もビックリな妙味なのよっっ♡
もうもう…これは奇跡!です。万菓堂さん、ありがとうございますっっ

いっこだけヒョイっと店頭購入して食べ歩きもいいでしょう。けれどもしもあなたに慈愛の気持ちがあるならば、この素晴らしい味わいを皆で分け合うのもいいのでは?
4個入りや6個入りの専用BOXもスタンバイしています♪

さて、アナタはパイ派?お餅派?それともどっちも派? ワタクシはもちろんどっちも派。

何かと祝日の多い9月。お彼岸もあるしね。大切な方宅へとご訪問する際の手土産にはうってつけ。
緊張の訪問が終わったら、自宅で存分に「自分用」を堪能してくださいね♪

◆みたらし小餅(12個入)/690円
◆みたらし小餅パイ(1個)/300円

※価格は税込みです。

店名:万菓堂
住所:大阪市中央区心斎橋筋2-3-19
TEL:06-6213-6630