歴史資料館

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せいもん払いはバーゲンのはしり

誓文払いの図
誓文払いの図
太物、こまものなどの商品名にまじり、
正直と書かれた提灯も見える。
江戸時代の心斎橋筋の様子は、延享5年(1748)刊「難波丸綱目」に、「ぬり物屋、書物屋、古道具や、経師や、琴三味線、かざりや、其外諸商売多し」とあり、すでに買物の町であったことがわかる。
また、「摂津名所図会」(寛政10年/1798)の中に、「心斎橋筋呉服店松屋」(現在の大丸)と題する図があり、そこには老舗の呉服店の店頭での商いの様子とともに、バリエーションに富む人出が活写されている。現在の心斎橋筋の賑わいにも通じる光景があった。