馴染みあるお菓子の「春」ver.は、ひと足先に「春」を体感できる魅惑の甘味。この「エコルセ」にも春の風味が届いています。さかのぼる事1877年。神戸は元町で「瓦せんべい」の製造販売からその歴史をスタートした本高砂屋。頑なに守る伝統と果敢に挑む革新。一見相反するその両輪こそが本高砂屋の信条。「旨楽味遊」の言葉の通り、旨さを楽しみ味に遊ぶ…そんな想いをカタチにしたのが1970年に販売を開始した、かの「エコルセ」。当時としては珍しく、外国製（フランス製）の特別な焼成機“エトナ”を導入した事から、「エコルセ」の歴史が始まったのです。

透けるほど薄く焼き上げた生地をさらに“巻き上げる”。そうして生まれる口に含んだ瞬間のハラハラと解かれる食感。サックリと儚い食感に上品な口溶け、それが「エコルセ」。専用の小麦粉と焼成機“エトナ”によって生み出される奇跡の食感は、誕生から50周年の今も健在。忘れてならないのが人の手によって継がれる技術。素材の温度、混ぜ合わせる温度、焼成の温度などにも…射る様な目で見張り、指先で察知し、身体で感じ取る。そんな「人の手の仕事」が50年変わらぬ美味を支えています。

幾重にも生地を重ねて生まれる「エコルセ」に春の風味が届いています。綿貫宏介氏が手がける趣き深いパッケージデザイン。桜色のラインで飾った生地に桜風味のチョコレートを入れました。ひらひら舞う花びらのように透けるほど薄く焼いた生地の食感から、和の桜の風合いがグラデーションに広がって。この季節だけの限定のお味をお楽しみいただけます。お馴染みの三角や短冊、丸型も一緒に、春のおやつタイムを華やかに演出します。