元禄時代に遡る、麗しい春の香り
2021.03.12「春」を待ちわびる和菓子好きな方はもうチェックしてるはず。鶴屋八幡が今春も変わらずに提供する「春」の逸品。鶴屋八幡と言えば…江戸時代の茶人たちから厚い支持を受け続けた事でも有名。侘び寂びの心を映し出すひとつのお菓子には「人と人」や「人と和菓子」の出逢い、その一期一会の想いが込められます。実は、さらに遡ること…元禄時代が同社のルーツ。およそ300年もの昔から継がれる職人技術と菓子への心。技だけでなく心も現代に運び、2021年の今年も私たちに“今年だけの春”を楽しませます。
そのひとつが「さくら百楽」。百楽とは半世紀以上も同社の代名詞たる最中菓子。季節限定で供される春バージョンは待ちわびるファンも多いのだとか。大島桜の塩漬けをこしあんに練り込み、麗しい薄ピンクの最中に挟む1点。塩漬け桜のソルティーさと滑らかなこしあんが、塩味と甘味の流麗な相乗に。パリッと弾みよいテクスチャーの最中は「ひとつを分けて味わう方々のために」と十字の窪みを入れて。ここにも鶴屋八幡の「人と人」の想いが窺えるのです。
もうひとつ「桜もち」。初めてこちらをご覧になられた方は驚かれるはず。贅沢に2枚の桜葉に包まれる、ピンクの道明寺餅は気品ある香りを一身に纏(まと)います。食す前、口に含んだ瞬間、そして味わう最中も。この季節だけの優雅な香りに思わずウットリ。この桜葉も大島桜。大島桜には「心の美しさ」という花言葉もあり、大切な方への手土産にもおすすめ。江戸時代から遺される鶴屋八幡の“菓子帳“から紐解き現代へ。継がれる…至福の一個を堪能あれ。
- さくら百楽(1個) 216円(税込)
桜もち(1個) 291円(税込)
※提供期間:季節限定商品