新しくめぐる季節“秋”を感じさせてくれるスイーツ。さらには、期待大のニューショップスイーツ。心斎橋ではスイーツの話題の切り口が山のようなんです。特にこのエリアは新旧のスイーツが乱立！その上、グルグルと周る旬に季節の味わいも多彩♪だから、いつ来ても新しい“嬉しい”が待っています。やっぱり、心斎橋って楽しくなってる！

まずは「中島大祥堂」。守り（伝統）と攻め（革新）を繰り出しながら、1912年創業の歴史を誇る老舗店です。2015年には兵庫県丹波市に『丹波本店』を開業。自社の栗農園を営み、丹波産の黒豆や大納言小豆を駆使して、この土地の恵みを一心に「人と自然との共生の場」として里山の魅力を伝えてくれます。その象徴たる…本店の茅葺き民家。この屋根の下に、大地の恵みと人々の叡智が集約し「一番大切な人に食べてもらうお菓子づくり」を続けています。

となりますと…是非とも茅葺き民家の本店を訪ねてみたいもの。スイーツ好きならば“聖地”に行ってみたくなる気持ち、分かりますよね？？本店はJR福知山線・柏原駅から徒歩で8分ほど。その距離と時間を、心斎橋駅から徒歩5分以内に縮めるのが…

大丸心斎橋店B1Fの「中島大祥堂」。そうです、こんな近くで「丹波里山」の甘味をいただくことができるんです♡こちらに並ぶ数々のスイーツも、もちろん丹波産の栗・黒豆・黒ごま・大納言小豆などがふんだんに用いられています。これからの季節、滋味深い恵みをたっぷりと味わいたい所ですね♪

今回ご紹介するのは「丹波栗のモンブラン かやぶき」。その名の通り丹波本店の茅葺屋根をイメージしたモンブラン。その栗の味わい感は、皆様のモンブラン体験を覆すほど。惜しげもなく用いられる丹波産栗は、食した瞬間に右脳を直撃。それもそのはず、モンブランにはつなぎを一切使用せず、味の調整でシロップを少々使うのみ。「栗」本来の味を究極に引き立たせる、引き算の美学。

気になる中身はというと…モンブランの屋根の下には、丹波栗のクリーム。その下に生クリームやスポンジ。土台を支えるのは玄米パフ入りメレンゲ。なんとも密度の高い構成で、「丹波栗」の魅力を打ち出すのです。その緻密さ、繊細さ。味わいにもテクスチャーにも幾重にも技巧を重ね、私たちを「丹波里山」へと誘います。いつか行ってみたい茅葺屋根の丹波本店に思いを馳せながら…じっくりゆっくりと味わいたい逸品です。

「しあわせに、BAKE（ばけ）る。」をミッションに、製菓界に革命を起こすかのごとくブランドリリースを続けてきたBAKE INC.が、お菓子の可能性を広げることを目指し、大丸B1Fの「Chocolaphil」を「BAKE the SHOP」にリニューアル。お店そのものをショーケースに見立て、その時々の旬アイテムが登場。専門店ブランドのこだわりを集め、編集し、体験としてお届けするエディティッドストアなのです。

「BAKE CHEESE TART」「PRESS BUTTER SAND」「RINGO」などなど、代表的なブランドが集結。さらには工房一体型の売り場。同社初となる新業態、その実店舗は日本国内でココ一軒のみ！これを世のスイーツ好きが“通り過ぎる”ワケがない。あのバターゴーフレットの「SOLES GAUFRETTE」も登場するとあって、噂が噂を呼ぶ「BAKE the SHOP」なのです。

今回のピックアップスイーツは「ビスキュイショコラ withカカオニブ」。同店が「Chocolaphil」の頃から超が付く人気プロダクトであった逸品、それがさらに進化しています。ひとくち目の濃厚なインパクトと、まろやかな口どけ。いくつでも食べられそうな、ふわり軽やかな余韻。そんなこだわりをフワリとさらに進化させ、常に新たな喜びを私たちに届けてくれます。

驚きは、その口当たり。より濃厚で滑らかなインパクトを舌に広げ、スッとカカオニブの香ばしさを広げるグラデーション。「あ！前と違う！」と必ずや気づくはず。そう、ショコラスイーツの概念を次々と超えてゆく心意気は、同社の商品開発の矜持そのもの。ひとつのチョコを解体し、「しあわせに、BAKEる」の妙味を添えて再構築するかのようなプロダクト。そう、それでこそ私たちが期待を寄せてやまないBAKE INC.の“らしさ”なのです。